会員の皆様の信任を受け、今年度も山口県教職員団体連合会の委員長を拝命しました金子です。

「教育正常化を目指し、山口県教育を持続可能なものとする」ため、全力で頑張りたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

さて、昨年度より私は現場復帰しておりますが、教育現場は依然として逼迫した状態が続いていると感じています。私が勤務している学校でも昨年度代替者がつかず、2学期以降、教頭先生の1人が担任を務めることとなりました。会員より1人欠員がでるだけでどれだけ現場が大変になるか聞いてはいましたが、実際昨年度は肌で感じたところです。代替者がつかないと、当然その分の仕事を残りのメンバーで分担し補うことになります。すでに逼迫した状態でさらに業務が増えると、負担感はさらに増大してしまいます。また、多くの教職員で分担すれば1人の業務は軽減されるのでなんとかなるのでは、と思われる方もおられるかもしれません。しかし、業務内容によっては分担できないため、1人に大きな負担がかかることもあるのです。

ここ数年、現場が求めているのは、人、人、人、人です。人員不足や時間外在校等時間の削減も課題として残ったまま、学級の配慮を有する児童や、不登校の児童、特別な支援を有する児童、過剰な要求をしてくる保護者への対応に担任をはじめとした教職員は日々追われ、職員室が無人となることも少なくありません。時間外在校等時間の平均はわずかではあるものの、年々減少傾向にありますが、現場感覚では全く感じられないのが現状です。その結果、職員室では「いつまで仕事を続けようか」といった声や、「定年は延長されたが60歳になったらやめる」といった残念な声も聞かれます。

人員確保、働き方改革の推進は待ったなしです。

「学校における働き方改革加速化プラン第3期」の推進

教職員が意欲をもって働くための処遇改善(級の新設、60歳以降の教職員への手当等)

教員業務支援員の全公立学校配置可能とするため市町の負担軽減並びにサポート人材の増員

山口県教育委員会が示すこれらの施策の一層の推進に期待を込めて、会員の皆様の声を届けてまいりたいと思います。

今、まさに山口県教育は危機的な状況におかれ、その状態は年々深刻化していっています。「多忙化とそれに見合わない給与を理由とする若者や60歳を超えた者の教職員離れ」といった負のスパイラルから抜け出せていない現状は、子供たちにとってもマイナスでしかありません。

「子供たちが自分の夢をもって楽しく充実した学校生活を送り」

「教職員が誇りをもって生き生きと教育活動を行う」

これらのことができるよう、なんとしても現在の負のスパイラルから抜け出し、山口県教育を正常に、持続可能なものにしていく必要があり、それを行っていくのは県教連の役目であると、私は信じています。

また、県教連も時代や社会の変化に合わせて生まれ変わっていかなければない時期にきており、持続可能な形への変化が求められています。

持続可能な山口県教育へ、持続可能な県教連へ

この言葉を今年度のスローガンとし、県教連一丸となって「教育正常化、山口県教育を持続可能なものにする」ために尽力してまいりたいと思いますので、会員の皆様のお力を貸していただければと思います。

 

令和8年6月

山口県教職員団体連合会(県教連)

委員長 金子 孝司